割安株への投資
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当然ですが、株は安く買って高く売らなければ利益が出ません。 当たり前のことなのですが、安い株を見つけるのが難しい。 割安株とは、その時の適正株価より安い株のことです。 見つけ方としては、企業のファンダメンタルズ(企業の本質価値)からアプローチする方法と、 テクニカル(チャートの傾向)からアプローチする方法がありますので、代表的な方法を紹介します。 1.企業のファンダメンタルズからのアプローチ 最近は証券会社のHPでスクリーニングという、 株価指標を元に株式検索が出来る機能がありますので、 それを利用した割安株の見つけ方を紹介します。 重要な株価指標は、「PER」「PBR」「ROE」この3つを理解しておけばOKでしょう。 株価指標 計算方法 割安目標 PER 株価収益率 =株価/1株当りの利益(EPS) <10倍 PBR 株価純資産倍率 =株価/1株当りの株主資本(BPS) =1.0〜1.5倍 ROE 株主資本利益率 =純利益/株主資本 >10% PERはあなたの投資の回収年と考えても良いでしょう。 もし会社の利益が常に一定で、PERが20倍ならばあなたの投資は20年で回収できる事になります。 回収期間は短いほうが良いですよね。 ここでは目標を10倍以下を目指します。 PBRは株価の1株当りの株主資本に対する倍率です。 1ならば株主資本を売り飛ばせば、株主から時価で全ての株を買い取る事ができます。 よって1倍程度ならば割安ということがいえます。 ROEはあなたの投資金額に対し、どの程度利益を上げているかを示したものです。 当然高ければあなたの投資を効率よく利用して、収益を上げていることになります。 これらの目標値をスクーリングにかければ、割安株がごろごろ出てきます。 あとはその会社の経営状況を調べ、今後も期待できると考えた株を買えばよいでしょう。 割安だからといって、絶対に株価が上がるとは限りません。 しかし低PERの株は高PERのものに対し株価が上昇しやすいという、 これまでの過去データーがあります。 このデーターが今後も成り立つかどうかは不明ですが、 理にはかなっているので、今後も信用して良いでしょう。 2.テクニカル(チャート傾向)からのアプローチ チャート分析の基本は、これまでの実例から得た傾向を現在の状況に当てはめて、 今後の動きを推測するものです。 いわば歴史学を学ぶのと同じです。 分析方法ついては、沢山の参考書が出回っていますので、 詳しく知りたい方はそちらを読んでください。 株価の動きで最も簡単な傾向は、株価は上がれば、どこかで下がり、 株価は下がれば、次第に上がります。 よって、株価が下がったときに購入するのが効果的なのは自明です。 ここで私が述べたい事は、「悪いニュースに敏感になれ」と言う事です。 株取引をしていると、どうしても「良いニュース」に目が行く傾向にあります。 「○○企業が新製品」とか、「△△会社の中間決算で経常利益が前年比10%UP」といったニュースです。 しかし、このようなニュースが出てから株購入を試みても既に遅いのは、周知の事実です。 次の日買い注文を出しても、株価は急上昇。 仕方が無く高値で買ってみたものの、 すぐに以前からの株主からの利益確定売り浴びせ(株価は上がれば下がる!!)により、 株価は下落してしまうといった話は良くあります。 どんなすばらしい企業の株でも、株価が高いときに買っても意味がありません。 反対に「悪いニュース」のほうが非常に重要です。 悪いニュースの後は、株価は一時的に必ず下落します。 この瞬間こそが最大の「買い場」なのです。 たとえばSARSなどは典型です。確かにSARSの蔓延により、 旅行客が減少した航空会社などは、収益が悪化し株価も急落しました。 しかし、SARSが収束すれば、収益は以前のレベル近くまで戻るのです。 よって株価も上昇します。 「悪いニュース」が出たときはそのニュースの内容を吟味して、 その会社の本質的な価値に影響がないニュースであれば、 集中的に仕込みましょう。 特に天災が影響した地合の悪化は注目です! 但し、会社の本質的な価値に影響の出る悪いニュース、 例えば企業の信用にかかわる大きな問題等は要注意です(三菱自動車や雪印の例など) |
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